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落石計画2022
2022年8月9日
北海道根室半島南部に位置する旧落石無線送信局の落石計画2022に参加。この場所で「手に取る宇宙」を開催する機会をいただきました。
霧の中に現れた旧落石無線送信局
残された建物やそこに新たに加えられた作品。
そして今また窓から差し込む光
さまざまな時間が交差する地上ミッション
時間が止まってるいるようでした。
高浜利也氏と井出創太郎氏
愛知県芸の学生さんたちと
旧落石無線送信局(現 池田良二スタジオ)
落石無線送信局は北海道根室半島南部の太平洋側に位置し、サカイツツジの自生地となっている落石岬にある。1908年に旧逓信省管轄の落石無線送信所として建造された後、幾度か火災・戦災に見舞われ、1929年にはヤクーツク飛行中のドイツ飛行船ツェッぺリン泊号と日本初の交信に成功し、1931年には北太平洋横断飛行中のリンドバーグ機を無線により誘導し偉業達成を陰で支えるなど、歴史的出来事の要衡であった。1960年代半ばにその役割を終えて閉鎖された後、根室出身の版画家 池田良二氏の個人スタジオとして活用され、現在は毎夏行われる「落石計画」というアートプロジェクトの拠点となっている。